SunaSet

数字と生活

足りる重さ

363-07


夜桜を見た。

散り際の桜は風に舞って

シートを広げて缶ビールをあけた。

ちゃんと繋がっている感じがした。

会いたかった。

100mm

ばかみたい、

私は好きな格好をするわ。

短い人生自分を殺したくないのよ。

そんな自分で自分を痛めつけて無駄に苦労したくないのよ。

いい音楽がかかっていたら踊って、

人が多いスクランブル交差点を横目に帰るのよ。


何がだめで何が良いかはあなたが決めることじゃない。

私は私の人生を生きるのよ。


5,840

成人式の日は朝は雪で

それは冷え込んだ一日だった。

それでもいい思い出としてインプットされている。


エモーショナルすぎないよう気をつけてきたけれど

もう全開で出したくもある。


その声が好き、うるさくなくてじゃまにならない。

人を最大限に傷付けないようにする慣れている気遣いも好き。

佇まいが気に入っている。


もっと自分と向かい合いたい。

一晩中酒を酌み交わす勢いで自分と語り合いたい。

もっともっといけるはず、と信じている。


これが最後の夜になるといやだなと心から思う。

だからもう少し、ここで。



2045

蕎麦屋でせいろを一枚食べて蕎麦湯を飲んで

六義園へ夜の散歩に繰り出した。


ばかみたいに幸せでしょう、今。

それをもうちょっとだけ、もうちょっとだけ続けていたい。

いつもお抹茶を飲む茶屋の前で一旦立ち止まり

月が余りにも静かできれいだった。


春になれば控えめに咲き誇る染井吉野が見守る足元

ねえ今幸せよ。

0810

休みの朝、モーニングへ行く。

快適で暖かい格好をして足元はスニーカー、

重くないウールのコートを着て外へ飛び出す。


秋の朝はもう随分冷えていて

緑のにおいがはっきりする。

姿勢が悪くならないように気をつけながら線路沿いを歩く。

3分置きに到着する電車は行ったり来たり、休日も確実に人を運ぶために乱れなく動いている。


何も知らない世界へダイブして数年、

知らなかった世界を見ている。

それは初めて海の中に潜った時のように

美しくて新しい世界だった。


目で見て知った気になっていた場所にざぶんと入るのは

想像していたのと全く違った。

海の中は静かで、色んな魚がいて、亀がゆうゆうと泳ぎ、

ただそれを眺めていた。


1人でも酸素ボンベをしょって

いつでも海に飛び込めるように

今できるのは

勉強をする事だった。


勉強をしたい、今なら切実に思う。

アメリカに長く滞在した時に感じた焦燥感、目が開く感じ

20年後にそれを東京の地で思い出している。


世界の一片、熱燗を飲みながら会話をして

少しでも追いつきたいと思って

今を忘れないようにと祈った。


2120

遅くまで仕事をした今日

静かなオフィスでカタカタとキーボードを打ちながら

人がまいるのはとても簡単だと考えていた。

人間おなかがすくとまずまいる。

お風呂に入ったりお化粧を落としたり爪を塗るのを忘れる。

おっくうとかそういう次元の話ではない、おなかがすいている状態は物事を処理できなくなるのだ。

お風呂に入らない自分を疲れているから、とか夜遅くまで働いたから、とか正当化しようとするのだ。


まずごはんを食べろ。カロリーなんか気にするな。

ごはんを食べろ、それからだ。



216

2015年2/16 (Mon)


老いていくことが生なら

伝えることはベストな方法で

伝えないと。

重くもなく軽くもない方法でね。