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SunaSet

数字と生活

1005-995

台風が近付いて気圧が下がったのを体の重さで知る。

こんな日は早く帰るに限る。

 

お盆明けはまだお休み中の人も多くて仕事は緩やかだ。

調べものをしながら旅行の計画を立てる。

 

旅の事を考えるだけで頭の霧が晴れていくのがわかる。

あの雑踏、自分を気にする人なんかいない電車の中、湿度の高い空気。

そうだアジアへ行こう。

 

日本は、特に東京は常に人の目を感じる。

電車に乗っていても、エスカレーターに乗るほんのちょっとした時間も

つり革につかまりながら隣の人や席に座っている人の視線を感じる。

 

その居心地の悪さを確信したのも旅に出てからだった。

一歩外へ出ると、電車の中でじっと人の事を見ている人なんていない。

そんなことをしたら喧嘩をふっかけられても文句は言えない。

 

なぜ日本人は不躾に他人をじっと見る事ができるのだろう。

レストランやカフェでも感じる。

見ていないふりをして注文した料理やケーキを見ている。

無意識なのだろう、と信じたい。

 

視線が重くない町へ行くために

LCCのチケットを更に値踏みするのだ。