SunaSet

日々と生活

23:52

それが大事であれば大事であるほど

踏ん切りは早い気がする。

 

20数年思ってきたことが

1つの出来事で迷わず振り切ることができた。

自分でも驚く、一日千秋だった思いは

次へ進めるステップとなったのだった。

 

今は目が開いている。

下向きや斜めからものを見るのではなく

見たいものを思う存分見ている。

 

悔しいや悲しいより

楽しいや恋を見つめている。

 

0.1

キリンのビールを飲みながら腕の細い指輪を外して

ずっと指につけていたらいつのまにか曲がっちゃったんだよねと言ったら

一度外した指輪を右手の薬指にはめてくれたけれど

そうやって指輪を左手にはめてくれる絵を

その時は10%の可能性もないと思ったのよ、

ほどよく酔いがまわった頭で。

 

1,189.8

私は目に見える美しいものを信じるのよ。

それを疑うようになったらおしまいよ。

 

311の1週間前

日本全国から集まって新人研修があった。

一緒に飲みましょうと声を掛けてくれたのは九州のチームだった。

それから5年、熊本で地震があって

思い出したことがある。

 

いつでも会えると思っていた。

大人になって移動に飛行機という選択肢が加わって

かんたんに飛べるような気分になっている。

 

だけども

実際に飛ぼうとしたら、休みを取り前後に予定を入れず

仕事を片付け引き継ぎをしてという段取りを踏む。

 

そうこうしている内に

1年で行ける場所は数が限られる。

 

じゃあ、とりあえず置いといて

会いたい人はだれ。

 

思い出した、そして想像する。

友人が捧げてくれたFairground AttractionのPerfectを思い出す。

Life is too short

その一文が耳に止まる。

 

だれ、何をしたい。

かんたんな事実。

 

022610

10年前の2月26日にイベントを立ち上げた。

10年って。

 

学生の時の10年ってものすごく長い時間で

中学校高校大学でやっとこ10年だ。

その時の10年間、ずっと一緒にいた人は何人くらいいるだろう。

 

働き出してからの10年

もう思い出せない位色んな人と色んな出来事があった。

思い出したくないことも何度も思い出したいこともある。

 

オールナイトのイベントの後の眠る時間が長くなり

土日のいずれかは予定を入れずに家で休むようになり

意識はしなくてもそうやって休憩をする時間は増えている。

 

10年前の夜は今でも手に取るように思い出すことができる。

それははっきり何度でも思い出したい夜だ。

色鮮やかでキラキラした粉が夜明けまで降り注いでいるような

呼吸するのさえも楽しさで苦しくなるような夜だった。

 

10年前に初対面でイベントで隣り合わせたお客さん同士が

ずっと繋がっていて気軽に遊ぶ友達になっているなんて

誰が想像できただろう。

その中の何組かは結婚をし、生活をはぐくんでいる。

 

あなた達はずっと素敵で

出会ってから今までを四六時中知っている訳ではないけれど

変わっていないよ。

 

そのままでいて。

くだらないなんて言わないで、恋愛を繰り返して

お酒の失敗を笑い話にして、それでももう1杯飲んじゃうような

どうしようもなくても愛さずにはいられない

ずっとそのままでいて。

 

そんなことを考えながら、渾身の一曲をかけた。

 

 

33

暖冬だと言われた冬も

ようやく冬らしい兆しが見え始めた。

初雪が降って少し経った夜の東京で

旧知の知人と飲み歩く。

 

そろそろ結婚をするために

重い腰を上げようと思うと

ビールを片手に相談にもならない相談をする。

そうか、それは複雑だな、

あなたはずっと自由で

それが当り前だと思っていた。

 

出あった頃は

夜も昼も自由だった。

全てが面白く、刺激的で

どんなことも起伏があった。

新しい音、新しい場所、新しい人、

レコードに針を落とす休日の朝、

あの頃の空気が今を培ったのだ。

 

安全パイに走ろうとし

なんだかがんじがらめみたいだ。

先々の事ばかり心配し

中身の濃度が薄くなっている。

 

なんとつまらんことなのだろう。

そして

きみはずっと自由だった、と証言してくれる人がいるのは

救いだと思った。

 

 

 

 

109

今ね、旅の計画を練っている。

夜に薄いコーヒーを飲みながら、LCCの飛行機を調べている。

 

行きたい所はいっぱいあるけれど

時間とお金と円陣を組んで相談しながら

どの飛行機に乗るか、どうやって移動するかを決めている。

 

本当はアメリカに1週間なんて行きたいけれど

今年は近距離で、それでもわくわくしている。

 

いつだって身軽に旅に出たい。

そして大好きな仕事に戻りたい。

 

LCCが導入されてから日本の旅事情も一気に変わった。

片道1万円以下で海外へ行けるのだ。

国内だったら高速バスより安いかもしれない。

 

ツールが増えた分、練って練って練って

そこにいる時間を大事にしたい。

 

旅は必要なもの、そして原点に帰るもの。

今年は幸いなことに青森、福岡と行く事ができた。

マイルストーンを置くことができ

日々に幸せを感じる毎日だった。

 

行きたい所へ、のびのびと。

今年も来年も、楽しんでいらっしゃい。